前回は、500円玉を使った
「普通の電気式コーヒーメーカーでおいしく淹れる方法」を
考察しました。
今回使うのは、“注意力と決断力”
さて、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
ハンドドリップでコーヒーを“おいしく”淹れる場合、
ドリッパーに注いだ湯を、サーバーに最後まで落とし切ってはいけないのです。
落とし切ってしまうとドリッパーの中で浮き上がった“アク”のようなモノが
サーバーに入ってしまうからです。
こうするとシブミ、エグミといった雑味の多いコーヒーになってしまうのです。
では、どうすれば良いのか?
考察②「最後のコーヒー液は、惜しまず捨てる」
ハンドドリップの場合。注ぐ湯を多めに用意しておき、
出来上がりは、サーバーに落ちたコーヒー液で完成量をはかります。
具体的に例をあげましょう。
コーヒーを2杯分淹れるとします。
ⅰ.用意する湯は、
カップ2杯分(約260cc)とコーヒー粉が吸って膨らむ分+アルファで、
400c~500cc以上
ⅱ.コーヒーを淹れ始めたら、コーヒー液が落ちるサーバー側の目盛りに注意します。
ⅲ.コーヒーが、サーバーの目盛りの2杯分に達した瞬間!ドリッパーを外してしまいます。
この時、ドリッパーからは、まだコーヒー液がたれているはずです。
そんな事は構わず捨ててください。
「もったいない」とおっしゃるなら、どうぞ、それを別のカップで受けて飲んでみてください。
とてもヒドイ味がするでしょう。
【ハンドドリップでおいしいコーヒーを淹れる詳しい方法はこちらで紹介しています。】
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では、これを「普通のコーヒーメーカー」でやるにはどうずれば良いのか?
“注意力と決断力”さえあれば、実に簡単です。
ⅰ.コーヒーメーカーに入れる水の量を、淹れる杯数分+1杯分程度多くします。
ⅱ.スイッチを入れたら、しばらくは機械まかせ。しかし出来上がりだけは機械に任せません。
ⅲ.サーバーの目盛りを注視し、コーヒー液が
必要量に達した瞬間が決断の時!機械からすみやかにサーバーを外してください。
コーヒーメーカーからはまだコーヒー液がたれますので、それを別の容器で受けてください。
※ “注意力と決断力”が欠けると薄~いコーヒーになってしまうので気をつけてください。
是非、一度、お試しあれ。